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免疫誘導を促進する細胞膜融合性ナノ集合体を用いた点鼻ワクチンの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 通阪 栄一  山口大学, 理工学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要本課題では,粘膜免疫組織へのターゲティング機能と抗原提示細胞への高い抗原導入機能を併せ持つ機能性エマルションの開発を目指した。界面活性剤によりワクチン抗原の表面を細胞融合性の高い脂溶性に変換し,その抗原を内封したエマルションを経鼻投与のためのキャリアとして利用した。エマルションの組成,粒子径を制御し,またエマルション表面に粘膜付着性高分子を修飾することで,粘膜部の免疫組織への集積性が向上し,血中の抗体価を大きく上昇させることに成功した。このことから,本課題の目標を概ね達成したと考えている。今後の展開として,実際に感染症の無毒化が可能なワクチン製剤を調製する。そして,本研究の最終目標としている,投与が簡便で安全な低侵襲性の噴霧型経鼻ワクチンの開発を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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