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ヒト肝細胞からのインスリン分泌細胞再生技術による糖尿病の根治療法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 大石 久史  筑波大学, 医学医療系, 助教
研究期間 (年度) 2013
概要本研究では、糖尿病治療に資するインスリン分泌細胞を再生するために、インスリンを産生する唯一の細胞である膵臓β細胞をヒト肝細胞より、直接分化転換する技術開発を目的とした。この目的のために、(1)ヒト肝臓細胞を有するモデルマウスの作製(ヒト型モデルマウス)、(2)転写因子Pdx1, NeuroD, MafAをポリシストロニックmRNAとして1つのアデノウイルスベクターに挿入したベクターの構築とそのウイルス作製(Ad-PDA)、(3)ヒト型マウスモデルに対して、Ad-PDAを感染させ、実際に移植肝臓細胞からヒトインスリン遺伝子の発現誘導されること (4)ストレプトゾトシン誘導糖尿病モデルに対して血糖降下を有することの4点を明らかにした。したがって、本成果は、臨床応用へ向けた基礎研究開発としての当初の目的を概ね達成したと考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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