1. 前のページに戻る

セラミック加飾応用をめざしたナノ構造をもつ光干渉性顔料の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 安田 敬  九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要ナノ・スケールの層状構造をもつ物質は光の干渉によって構造色と呼ばれる特異な発色を示す。本研究では、構造色を呈し約1000°Cでも融解しない粉体を高温用途の加飾顔料として開発した。層状構造をもつ顔料の各層の構成要素を選定し、高温焼成後の光学的性質を調べ、ナノ構造を制御する製造プロセスを検討した結果、従来は5層以上の積層数において金属光沢を示す高い反射率が得られていたのに対し、新規顔料では、コスト面で有利な3層構造でも同等以上の反射率を実現した。本研究の顔料は、市販の干渉性顔料では融解あるいは分解して適用できないセラミックの装飾にも応用できる耐熱性を有することを示した。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst