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眼底画像を用いた視神経乳頭の定量解析手法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 畑中 裕司  滋賀県立大学, 工学部, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要本邦における最大の失明要因である緑内障の診断所見である垂直方向の視神経乳頭陥凹(Cup)と視神経乳頭(Disc)の直径比(C/D比)と、リム(Rim)とDiscの直径比(以下R/D比)を眼底画像から自動計測する手法の開発に取り組んだ。緑内障専門医は2種類の血管の屈曲点を考えていることがわかった。そこで、2種類の屈曲点を自動検出する手法を開発し、その検出結果を従来法に加えることによってCup輪郭を補正する処理を新たに開発した。その結果、ROC(Receiver Operating Characteristic)解析における垂直C/D比とR/D比のAUC(Area Under the Curve)がそれぞれ0.966、0.936の結果を得た。従来法のAUCはそれぞれ0.965、0.896であることから、垂直C/D比の計測精度を維持しつつ、R/D比の計測精度を大きく向上させられた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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