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焼酎粕を培地として増殖し化成品中間体であるプトレッシンを菌体外に生産する大腸菌の育種

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 鈴木 秀之  京都工芸繊維大学, 大学院工芸科学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2013
概要lacIプロモーター下流にcitT遺伝子を持つプラスミドを導入した大腸菌株は、焼酎粕培地に生育し、培地中に存在した13.4 mMのクエン酸は、菌の増殖とともに減少し、培養開始10時間後には、ほぼ全て消費された。一方、枯草菌のエンドα-1,6-グルカナーゼ遺伝子malLをクローニングし、大腸菌の細胞質内で発現させた。この株の無細胞抽出液は、イソマルトオリゴ糖を分解しグルコースを生成した。枯草菌はイソマルトオリゴ糖を単一C源とする培地に生育したが、上記の組換え株は、生育しなかった。これは大腸菌が、イソマルトオリゴ糖を取り込めないためと判断した。そこで、MalLを菌体表面に提示することを試みた。さらに、ポリアミン代謝系遺伝子を改変した大腸菌株を作成し、M9ガラクトース最少培地にピリドキシン塩酸塩を添加して培養したところ0.2 g/Lのプトレッシンが菌体外に得られた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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