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LAMP法によるヒラメクドア病原体Kudoa septempunctataの迅速検出法の確立

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 引間 順一  宮崎大学, 農学部, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要本研究事業では、ヒラメ食中毒の原因である粘液微胞子虫Kudoa septempunctata、ヒラメクドアの迅速かつ簡便な検出方法の開発として、まず、より種特異性の高いITS領域の塩基配列を決定したところヒラメクドアのITS1領域は475bp、5.8S rRNA遺伝子は158bp、ITS2領域が794bpであった。既知のクドア種との相同性は5.8S rRNA遺伝子領域は83%以上で保存性が高く、ITS1 およびITS2領域では42%以下と保存性が低かった。そこで種間での変異が多いと考えられるITS領域にLAMPプライマーセットを設計し、ヒラメクドアゲノムDNAを鋳型にLAMP反応を行ったところ、至適温度60°Cで、45分以上で増幅が可能で、PCR法よりも検出感度が高く、種特異的にK. septempunctataのみを検出した。さらに簡便な検出デバイスの試作したところ、プライマーを乾燥させたチューブに反応液と鋳型DNAを加えるだけで上述と同様の結果が得られた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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