ミクログリア活性化制御薬の新規スクリーニング法の開発
研究責任者 |
香月 博志 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本課題では、新たな概念に基づく神経疾患治療法の開拓を企図し、ミクログリアの活性化状態を組織保護・修復性に指向させる化合物を探索する新規手法の確立を主眼とした。ミクログリア系株細胞を用いて、ハイスループット化の可能な薬物一次スクリーニング法の構築に着手し、作業の最終段階に到達した。今後、技術的問題の解決も含めて知見を集積し、特許出願を目指す。また、薬物の二次スクリーニングに供するための培養脳組織実験系を用いて、既知の化合物1種に関して、ミクログリアのオルタナティブ活性化を介して神経保護効果を発揮するという新規の薬理作用を見出したので、論旨を補強するデータを近日中に蓄積し、論文投稿へとつなげる計画である。
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