脳疾患における酸化ストレス評価用イメージングプローブの開発
研究責任者 |
佐藤 慎吾 山形大学, 大学院理工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 脳疾患モデル動物の酸化ストレス状態を非侵襲的に高感度で画像化することを目的に、13種類の化合物とニトロキシドとの縮合物を合成し、マウス尾静脈から投与後、マウス頭部をEPRイメージング法により観察した。ほとんどが脂溶性のために溶解性が低く投与できなかった。グルコースとの縮合物では逆に、水溶性のために血液脳関門を通過できず、脳内移行は観測されなかった。その中で、イブプロフェンとPROXYLとのエステル結合化合物は脳内に良好に移行することが分かったので、15N化した化合物を合成し、脳内炎症モデルマウスで抗炎症作用がどのように働くのか、EPRイメージング法で観察する予定。
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