1. 前のページに戻る

高密度電子流衝突を利用した疲労損傷治癒による金属材料の長寿命化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 細井 厚志  名古屋大学, 工学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2013
概要本研究は、高密度の電子流を金属原子に衝突させることにより原子拡散現象を誘起させ、金属原子の再配列・再結合による疲労き裂治癒技術を世界に先駆けて実現し、機械・構造材の残存寿命を格段に改善することを目的とした。本研究では、電子流の衝突により疲労き裂を閉口させた後、適切な条件で熱処理を行うことにより、原子拡散現象が生じ、疲労き裂治癒効果が格段に向上することが分かった。また、電流を印加せずとも適切な熱処理を施すことで、疲労き裂を自己治癒させることができることも明らかにした。一方、疲労き裂発生前の損傷が治癒するメカニズムとして、電子衝突によって電子風力が作用し、疲労負荷によって蓄積した転位が移動・消滅することを実験的に明らかにした。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst