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傾斜機能を利用した水素ガスシール用天然ゴムナノコンポジットの創生

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 池田 裕子  京都工芸繊維大学, 大学院工芸科学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要天然ゴムラテックスを用いて、シリカ充てん量に傾斜をつけたパーオキサイド架橋in situシリカ充てん天然ゴムフィルムの作製を行った。ゴム粒子周りへの選択的シリカ粒子導入とシリカ粒子が形成するフィラーネットワーク類似構造の構築に成功した。シール材としての硬度を上げるための高含量傾斜化in situシリカ充てんも達成できて、研究目標の階層構造を有するシリカ系ナノコンポジット天然ゴム材料を作製することができた。力学的性質に関してもシール材として活用できるコンポジットゴムが得られた。しかし、実際の水素供給システム用に展開可能な水素シールゴム材料の創生には、高含量シリカ導入や高圧下での安定性評価が必要であり、本研究で得られた知見に加えてさらなる材料設計が必要である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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