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バイオマススーパーエンプラの調製と用途展開

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 木村 邦生  岡山大学, 環境生命科学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2013
概要バイオマス由来である2,5-フランジカルボン酸(FDCA)を必須原料とし、非バイオマス系化合物とにより全芳香族ポリエステルと芳香族ポリエーテルケトンを調製した。全芳香族ポリエステルに関しては、既存の液晶ポリエステル製造用インフラの転用を念頭に、FDCAとビスフェノールに無水酢酸を加え、溶融重合と固相重合を組み合わすことによって高分子量体が調製できることを明らかにした。また、芳香族ポリエーテルケトンに関しては、イオン溶液中でのフリーデルクラフト重合により高分子量体が調製できることを見出し、基本的物性を評価した。高ガラス転移点で低融点という特徴があり、耐熱性と化学安定性に優れた熱可塑性樹脂である。今後は、樹脂の特徴に見あった高付加価値用途の探索研究を行うとともに、バイオマス化率の向上を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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