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神経細胞内蔵型人工神経の創製を目的とする生体薄膜ロール形成機構の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 井上 健司  山形大学, 大学院理工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2013
概要我々は、現在の治療法では再生不可能な重度の末梢神経損傷に対し、神経細胞を内蔵した人工神経を創製して移植する新しい治療法の開発を目標としている。人工神経は、神経細胞を培養した生体薄膜を巻いてロール状にし、実際の神経の構造を模倣した構造を創製する。本研究では、上記創製法を実現する上で重要となる生体薄膜ロール形成機構を開発した。この機構は、細い六角柱を芯にして生体薄膜をロール状に巻き、ポリ乳酸製の外管に収納するまでを自動で行うことができる。実験の結果、平均太さ2.03[mm]、長さ30[mm]の生体薄膜ロールの作成に成功した。今後の課題は、神経細胞を培養した生体薄膜を用いて人工神経を創製することである。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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