1. 前のページに戻る

新規生理活性物質セクレトグロビン(SCGB)3A2の慢性閉塞性肺疾患の治療薬としての検討

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 黒谷 玲子  山形大学, 大学院理工学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2013
概要本研究開発では新規生理活性物質セクレトグロビン(SCGB)3A2の慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療薬としての有効性を培養系およびモデル動物を用いて検証することを目的とした。細胞培養系を用いた検討では、SCGB3A2は、p53のリン酸化を抑制することによってアポトーシスを抑制することが明らかになった。モデル動物を用いた解析では、マウスの系統によって曝露条件を新たに決定する必要があったため、モデル作製に時間を要した。そのため、計画の50%の解析のみが行われた。しかしながら、新たな知見として、SCGB3A2は肺の組織構築に極めて重要であることが明らかになり、得られた情報の意義は大きい。今後は、未解析部分の解析を継続して行い目的を検証し、将来的にSCGB3A2のCOPD治療薬としての利用に繋げていきたい。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst