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金属硫黄を複合化した高導電性炭素薄膜の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 藤森 利彦  信州大学, エキゾチック・ナノカーボンの創成と応用プロジェクト拠点, 准教授(特定雇用)
研究期間 (年度) 2013
概要本研究開発の目標は、金属硫黄・カーボンナノチューブ・グラフェンからなる複合炭素薄膜を開発することである。これにより、現行ITO代替となる透明電極としての応用展開をめざす。具体的には、グラフェンの高い光透過性を維持しつつ、微量の金属硫黄-カーボンナノチューブ添加による高導電化をねらいとして研究開発を進めてきた。最適な複合化プロセスを検討し、金属硫黄-カーボンナノチューブの最小添加量を決定した。金属硫黄-カーボンナノチューブ-グラフェン複合化により、グラフェンの光透過率をほとんど損なうことなく、導電性の向上が実現できた。品質のばらつきが技術的課題として残るが、原料の品質向上や薄膜作製の精密オートメーション化により、将来的な技術移転が見込めるレベルの研究成果が得られた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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