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コロイド科学的手法による水素高生産性バイオフィルムの設計

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 野村 俊之  大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要消化発酵槽から単離した水素高生産性・高付着性菌CFPA-20株を、種々の材質・形状の担体に固定化し、回分式リアクターにより水素発酵試験を行った。担体材質はポリウレタン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ナイロンが菌体固定化に適しており、形状はスポンジが発酵効率の向上に適していた。バイオフィルム厚には上限があり、水素生成速度は0.6 L-H2/L-培養液/hで最大となった。また、安価なデンプン基質を用いても、グルコース基質と同程度の水素生産能が得られ、浮遊状態では発酵が起こらない高負荷条件においても固定化により発酵が可能となった。以上より、連続式リアクターや遺伝子組換えが今後の技術移転の課題として明らかとなった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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