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インフルエンザウイルス結合性糖鎖の合成と精製を簡略化する高結晶性シリル基の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 幡野 健  埼玉大学, 理工学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要嵩高いシリル基を糖水酸基の保護基として用いることで、オリゴ糖合成に欠かせない糖受容体を簡便に合成することができた。具体的に、インフルエンザ結合性糖鎖の合成に必要なラクトース受容体を市販のラクトースから一段階のシリル化反応だけで創製できた。さらに、このラクトース受容体とシアル酸供与体とのグリコシル化反応では、単離収率21%ではあるが非常に少反応数で目的のインフルエンザ結合性糖鎖を合成できた。シリル基による糖鎖誘導体の結晶性向上について、8種のケイ素置換基を調査した結果、p-アニシル置換のシリル基を用いた場合に結晶性が良くなることが分かってきた。さらに類似置換基の創製と結晶性の調査を継続していく。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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