超音波計測融合血流解析システムによる動脈硬化の超早期診断法の確立
研究責任者 |
早瀬 敏幸 東北大学, 流体科学研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 2次元超音波計測融合血流解析システムにより、健常または疾患を有する任意の頚動脈の超音波カラードプラ計測データに基づく血流解析を可能にし、得られる血行力学パラメータに基づく動脈硬化の超早期診断法を確立することを目的に研究を実施した。動脈硬化が進行して狭窄や蛇行を有する血管についても血流解析を行うことが可能になり、システムの汎用性が向上した。また、本血流解析システムにより得られる血流動態や血行力学パラメータと医師による臨床所見とを比較した結果、血管の状態により内部の血流の速度変化と分布が異なることで壁せん断応力分布に差異が生じ、本システムにより動脈硬化を検出できる可能性が確認された。今後、開発した血流解析機能を実際の超音波診断装置内に搭載することにより臨床応用へと展開する。
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