概要 | 総合評価システムの開発を推進するため,ハードウェアであるPlanar校正ファントムを改良し,専用の解析ソフトウェアを開発した。そして,本ファントムを用いて全国の84病院で実験を行い,校正値のデータベース化を行った。 校正ファントムの構造を見直し,40%の軽量化を達成することで,実験での取り扱いが容易となった。さらに,環境試験を実施し,温度サイクル試験および温湿度サイクル試験においてもファントムの品質は担保されていた。また,従来からファントム画像の解析は手動で行っていたために,術者内/術者間の変動が懸念されていた。今回開発したソフトウェアは自動で画像解析を行うことが可能であり,様々な条件で撮像されたファントム画像を統一化された方法で解析ができるようになった。
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