研究責任者 |
藤野 賢治 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究では、農業就労人口の減少・高齢化状況において、国内の食料自給率の向上、食料の安定生産、安定供給を可能にするイネの直播栽培用品種開発へ向けた低温発芽性に関するゲノム育種法の開発に取組んだ。その結果、既知の有用遺伝資源よりも低温発芽性に優れる遺伝資源の同定に成功した。また、9組合せの交雑に由来する遺伝解析から低温発芽性に関する複数の有用遺伝子の存在を明らかにした。さらに、ゲノムシーケンスを活用することでハイスループットな遺伝子型評価を可能にするDNAマーカーが作出できた。今後、これらの基盤整備により、有用遺伝子を効率的に集積するゲノム育種法を完成させ、品種開発に活用することができる。
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