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革新的な高分子合成法による安全で高効率な伝導性電解質膜の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 井原 栄治  愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 教授
研究期間 (年度) 2013
概要ジアゾ酢酸エステルの重合における分子量の制御については、用いるPd錯体の配位子の構造を工夫することにより、従来は得られなかった分子量5万を超えるようなポリマーを与える重合開始剤の開発に成功し、また、ある種の極めて立体的に嵩高い置換基を有するモノマーの重合において、分子量の揃った、望みの分子量を有するポリマーが得られる重合(リビング重合)の実現を期待させるような結果が得られた。主鎖の立体構造の制御に関しては、用いるPd錯体上の配位子の構造が、ポリマーの立体構造に確かに影響を与えるという、今後の立体特異性重合に繋がる確かな実験的証拠を確認した。 水酸基、ホスホン酸といった極性の官能基を有するモノマーの重合により、主鎖の全ての炭素にこれらの極性官能基が結合した、官能基集積型の新しい高分子の合成に成功した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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