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堆肥熱の効率的回収と供給による寒冷季節でのチコリー伏せ込み生産

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 荒木 肇  北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授
研究期間 (年度) 2013
概要厳寒期に固液分離機で含水率72.3%の牛糞堆肥を製造し、その発酵熱を銅管内の不凍液と熱交換し、栽培ベッドに移送した。20-23°Cの温水が循環して栽培ベッドは10-13°Cに保温され、チコリー根株を定植することで、3週間後に可食部チコンが形成され、自然エネルギーのみによるチコリー生産が実証された。このシステムでは切り返しの継続、銅管を広げて堆肥全体からの発酵熱回収が重要技術要素であった。また、発酵熱を回収しても堆肥化は進行し、チコン収穫後の堆肥ではコマツナの発芽阻害は認められなかった。厳寒期の栽培ベッド温度向上のために、地中熱等の自然エネルギー利用とシステムの自動化を検討する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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