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潮流エネルギーフラックス計測システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 川西 澄  広島大学, 工学研究院, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要音響トモグラフィー法を用いた潮流エネルギーフラックス計測システムの開発を目標に、中心周波数7 kHz~30 kHzの広帯域トランスデューサーに対応できる信号処理システムおよび、クロス音線法による断面平均流速と流向の計測を実現した。音線距離200 m~30 kmの範囲で断面平均流速と流向の同時モニタリングが可能となり、高精度な潮流エネルギーフラックスの計測を達成できたと考える。本システムは海岸に4つのトランスデューサーを配置するだけで潮流ベクトルを計測できるので、システムの設置が容易であり、対象海域を航行する船舶も計測の障害とならない。このように、海峡通過流のエネルギーフラックスを断面平均流速と流向をもとに評価する本システムは、精度と導入の容易さの点で従来法に対して大きな優位性を有しており、潮流エネルギー分野への技術移転の可能性は高いと考える。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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