研究責任者 |
齋藤 美紀子 早稲田大学, ナノ理工学研究機構, 主任研究員(研究院准教授)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究は、めっき法を用いた膜形成において、表面エネルギーを制御し、さまざまな分野への応用を目指した。表面エネルギー制御としてマクロ微細構造体の形成や選択溶解法によりナノメータの凹凸を有する膜を形成することを試みた。評価は液中でのオイルの接触角測定の3態系による測定を行った。Cu-Ni系めっき膜系において超撥油性の数値目標である160°の接触角を達成できることを確認した。また選択溶解はめっき膜の表面エネルギーを変化させた。CNT上にCo-Cuめっき膜を形成し、CNTの欠陥部に金属が配位することを顕微ラマン分光法から確認した。本研究成果は半導体の実装や印刷、エネルギー分野へとつながると考えている。
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