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骨格筋量を維持・増加させる生薬「キクカ」の有効成分の探索

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 大澤 匡弘  名古屋市立大学, 大学院薬学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要本研究では、高齢者の活動性を低下させる重大な変化である、サルコペニアと呼ばれる骨格筋量の減少とそれに伴う筋力の低下を改善する物質を、生薬成分から単離することを目的とした。骨格筋量を著しく低下させるメラノーマ接種マウスを用いて検討を行った結果、生薬成分の「キクカ」に骨格筋量の低下を抑制する効果を見出した。また、キクカに含まれる有効成分の単離を行ったところ、ヘキサンに溶け出す分画の中に、非常に強い効果を示す成分が含まれることが、細胞を用いた研究でわかった。今後、この非常に強い効果を示す成分が、動物モデルにおいても、キクカと同様の作用を示すか否かについて検討を行い、サルコペニア改善作用を示す化合物の同定をし、栄養補助食品としての販売の可能性を探りたい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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