スクッテルダイト型構造化合物を用いた高性能熱電変換材料の開発
研究責任者 |
関根 ちひろ 室蘭工業大学, 工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | マルチアンビル型高圧プレスによるホットプレス法と放電プラズマ焼結(SPS)法を組み合わせた製造システムを利用し、常圧では合成不可能な試料を、モジュール化に必要な均質かつ大型多結晶の形で得る手法を確立した。この手法により、中温域(300~500°C)の温度差発電に利用可能であるスクッテルダイト型構造を有する新規熱電変換材料の開発に成功した。今後、化合物組成の最適化を行い、さらなる性能向上を図るとともに、モジュール化に向けた耐熱性試験等を経て、モジュールの試作を行う予定である。将来的に、工場の廃熱を利用した温度差発電用熱電変換ユニットへの適用を図る。
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