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シングル流路にて多サンプル測定可能なマイクロチップの創製

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 長谷川 忠大  芝浦工業大学, 工学部, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要ELISA法は定量・特異性に優れ,疾患等のスクリーニングに広く利用されている.本課題では,厚生労働省が重要課題としているアレルギー疾患の検査を対象とし,シングル流路にて多種類あるアレルゲンを一度に測定するため,チップ内にアレルゲンタンパク質を固定させ,ELISAのサンドイッチ法ではなく直接吸着法を利用したマイクロチップの開発を目指した.これにより,患者の血液を一次抗体としてチップ内へ注入するのみで複数のアレルゲンタンパク質を同時に検査ができる.そこで,アレルゲンタンパク質をチップ内に固定化する4つの方法を検討し,その中の方法にてスギ花粉とダニのタンパク質において全工程35分間で直接吸着法における抗原抗体反応が可能であることを実証した.今後は,反応感度を調査し, 4種類のアレルゲンタンパク質を同時測定できる検査チップを試作していく.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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