PMMA/マイクロポーラスSiO2複合材料による有機-無機ハイブリッド Li イオン伝導性ポリマー電解質の開発
研究責任者 |
清水 航 信州大学, 繊維学部, 研究員
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | マイクロポーラスSiO2を複合化したリチウムイオン伝導性ポリマー電解質の開発を行った。無機酸化物粒子の添加は、ポリマー電解質の結晶化を抑制し、イオン伝導性が向上する。一方で、粒子の凝集による不均一化と、それによる添加量の制限が課題であった。本研究では、SiO2比率の向上と、それによるイオン伝導度の向上を目的として、マイクロポーラスSiO2を合成し、ベースポリマーとの複合化を試みた。本課題では、マイクロポーラスSiO2およびLiTFSIを複合した固体ポリマーの合成法を確立した。さらに、得られた固体ポリマーの伝導率は60°Cで0.87×10-4 Ω/cm、70°Cで1.33×10-4 Ω/cmに達し、従来の固体ポリマー電解質を上回る特性を実現した。
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