1. 前のページに戻る

局所加熱・急冷による表層アモルファス化による鋼材の摩擦力増大

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 山本 篤史郎  宇都宮大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要鉄鋼丸棒材表面を電子ビーム蒸着装置でFe-Si合金膜で被覆した.この試料に対し,水中で高周波誘導加熱を行い表層のみを加熱した.水の温度が上昇する程度までは加熱できたが,表層のみが赤熱するほどには至らなかった.そこで,大気中で加熱し水中に急冷したところ,表層がアモルファス化した可能性を示す結果が得られたが,アモルファス化した部分を具体的に見つけることはできなかった.一方,本研究の過程でFe-Si合金膜そのものがアモルファス化していることが分かった.特に,90at.%以上の高いFe濃度であっても,ほぼアモルファス単相であることを見出した.これだけの高Fe濃度を含むFe基二元系アモルファス合金は報告されていない.今後,この高Fe濃度アモルファス合金被覆の特性を調査したい.

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst