研究責任者 |
板垣 宏 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究の目標は難水溶性物質を評価可能な培養細胞を用いる試験法の開発である。THP-1細胞を用いてIL-8の放出を測定する系において、「高濃度短時間暴露法」及び「低濃度長時間暴露法」の有用性を評価することである。しかし、IL-8の測定にELISA Kitを使用して6被験物質を評価したところ、「5分間高濃度暴露」により難水溶性の皮膚感作性物質であるphthalic anhydrideが新たに捉えることができた。このことから本暴露法が有用である可能性が示唆されたものと考える。 今後、他のIL-8測定方法を検討する必要がある。また、h-CLAT等の他の培養細胞を用いる試験への導入を検討する必要がある。
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