研究責任者 |
山崎 俊栄 九州大学, 薬学研究院, 研究員
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究課題では、脳移行性を有する有機MRI造影剤の開発を目的に、造影効果の高感度化、移行性の評価を検討した。造影効果の高感度化のために、1分子内のラジカル化合物を2または目標にした3分子含有する有機スピン化合物の合成に成功した。これらの化合物は、MRIにおいて高い造影効果を示し、そのスピン数に応じたT1緩和度を持つことを確認した。しかしながら、開発した化合物は極めて水に対する溶解性が低く、実験動物への投与が困難であったため、今後、架橋分子での水溶性向上を図り、移行性評価を検討したい。
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