アムホテリシンBの新規作用メカニズムによるプリオン病治療薬への応用
研究責任者 |
高野 桂 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究目的は、抗真菌薬であるアムホテリシンBが、グリア細胞の機能調節を介して、プリオン病の治療効果を発揮する可能性を探索するものである。今回の研究の結果から、アムホテリシンBが、細胞レベルだけでなく動物レベルでもアストロサイトおよびミクログリアの機能を変化させることが明らかとなった。今回の期間内では、プリオン病に対する治療効果を発揮するかどうか、疾患モデル等を用いた研究成果までには至らなかったため、アムホテリシンBによる神経細胞保護効果について、今後、さらに検討する必要がある。
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