骨誘導能および非崩壊性を担保した次世代型ペースト状人工骨の開発
研究責任者 |
相澤 守 明治大学, 理工学部, 専任教授
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研究期間 (年度) |
2013 – 2014
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概要 | 現在、自家骨が骨の治療に頻用されているが、これは「骨誘導能」という優れた骨形成能を備えているためである。水酸アパタイトに代表される人工骨も広く利用されているが、これは骨誘導能を持たないため、確実な骨癒合が得られない場合がある。本研究課題では、骨形成を促進する生体必須微量元素である「ケイ素」を利用して、自家骨の持つ骨誘導能に匹敵する「骨形成能」および医者と患者が安心して使用できる「非崩壊性」を担保した「次世代型ペースト状人工骨」を創製し、その生物学的評価を推進する。ペースト状人工骨は、注射器などで患部に経皮的に直接注入できるため、低侵襲治療を具現化する材料形態として注目されている。
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