1. 前のページに戻る

光産業における可視光エネルギーの高効率利用を目指した光酸発生錯体の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小玉 晋太朗  中央大学, 理工学部, 助教
研究期間 (年度) 2013
概要可視光に高い感度を示す光酸発生剤の開発を目指し、ルテニウム錯体をクロモフォアにもつ光酸発生剤(光酸発生錯体)の配位子置換反応を検討した。置換可能なクロロ基を有する光酸発生錯体にイソチオシアネートを反応させることにより、新規錯体が生成した。置換反応前の錯体と比較して、可視光吸収量の顕著な増加は見られなかったが、極大吸収波長が変化したことにより、超高圧水銀灯から放出できる g-線の波長 (436 nm) におけるモル吸光係数の値が向上することが明らかとなった。可視領域全域において光吸収量を増加させる配位子の探索が今後も必要であるが、本研究成果は、極大吸収波長の変更によってある特定の可視光に対する光酸発生剤の感度を簡便に向上させる新手法として展開可能と期待される。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst