概要 | 悪性度が極めて高い皮膚がんであるメラノーマに対する、我々が開発・公開している自動診断支援システム(http://dermoscopy.k.hosei.ac.jp)の信頼性を向上させるため、従来の識別結果だけではなく、利用者(=皮膚科医)に分かりやすい形で識別根拠の提示が行えるための手法を開発した。国内外4大学の1148例(良性腫瘍980例、メラノーマ168例)を元にAdvanced Fuzzy Inference Neural Network(AFINN)を用いた学習を行うことにより、人に分かりやすい色に関する9つの特徴量だけでメラノーマに対して感度81.5%, 特異度73.9%を実現しつつ、識別根拠としてFuzzy if-then形式のルールを提示することを実現した。上記実現により当初の目標を達成できた。
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