ホウ素‐中性子捕捉療法によるメラノーマ治療のための分子標的型ホウ素薬剤の開発
研究責任者 |
服部 能英 大阪府立大学, 公私立大学の部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究は、がん−ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)によるメラノーマ治療のための、腫瘍選択性・集積性に優れた新規ホウ素薬剤の開発を目指すものである。そこで、メラノーマに高発現するチロシナーゼを標的とし、毒性が低くチロシナーゼ阻害活性の高い美白剤を母核としたドデカボレート含有チロシナーゼ阻害剤(DB-TI)の分子設計・合成・評価を行った。 その結果、最適な母核分子を特定するとともに、現行の臨床薬より腫瘍集積性の高い有望な新規化合物を2種類開発した。今後、新規化合物について特許出願を行うとともに、より多様なDB-TIライブラリーを構築して、真に実用的なホウ素薬剤の開発を目指す。
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