細胞内低pH応答性膜融合リポソームによる肝臓標的型核酸医薬への応用
研究責任者 |
櫻井 遊 北海道大学, 薬学研究科(研究院), 特任助教
|
研究期間 (年度) |
2013
|
概要 | 本申請研究では、ヒト肝炎ウイルスの新規治療法としてsiRNAを用いた製剤の開発を最終目標と定めた。siRNAの肝臓送達のため、これまでにリポソーム製剤を開発しているが、その製造法はラボスケールであり、大量の製剤が必要なステージには不向きであった。連続的な調製のため、試薬の混合および不要物除去を、それぞれ流路による連続的混合、タンジェンシャルフローろ過による連続的精製に代替可能であるかを検討した。その結果、従来と同様の物性・活性を有するキャリアの開発に成功した。今後は、よりスケールアップする技術の開発を行い、ペプチドリーム社と共同でキャリアの開発・非臨床試験へと進めていく予定である。
|