中枢疾患治療を革新する新規ペプチド型薬剤脳送達キャリアの開発
研究責任者 |
降幡 知巳 千葉大学, 大学院薬学研究院, 助教
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研究期間 (年度) |
2013 – 2014
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概要 | 多くの中枢神経疾患は難治性であり、その治療には患者とその周囲の人々に大きな身体的・精神的負担を伴う。そこで本研究では、新規ペプチド型薬剤脳送達キャリアを開発することにより、中枢神経疾患克服のための創薬シーズを確立する。本キャリアは、トランスサイトーシスを利用して脳内へと移行することから、従来型薬剤の問題である低い血液脳関門透過性を克服すると期待される。また、本キャリアは多様な薬剤を搭載できることから、このキャリア一つから種々の画期的中枢薬が創出されると期待される。したがって、本研究遂行は中枢神経疾患治療の革新に資する成果をもたらし、ひいては日本の豊かな生活環境構築に大きく貢献すると期待される。
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