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血中タンパク質の翻訳後修飾を指標とした糖尿病合併症早期診断法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 伊藤 友子(大矢友子)  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授
研究期間 (年度) 2013 – 2014
概要糖尿病患者の合併症罹患率は7割を超え薬剤治療効果も十分でない。現在の診断マーカーであるHbA1cは有効性が示唆されているが適用できない患者も存在する。糖尿病では高血糖や酸化ストレスによりメチルグリオキサール(MG)がタンパク質、特に抗酸化酵素ペルオキシレドキシン6(Prx6)を修飾する。我々は、合併症の発症進展に強く関与するMG修飾Prx6を認識する抗体を保有し、これを活用した簡便な測定系の確立を進めている。ヒト臨床血液を用いてのキット化としての有用性検証を行う段階に至った。本測定系の確立により、合併症の病態進展を的確に、早期に把握できるマーカーとして、予防と治療に貢献するものと成り得る。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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