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癌病理診断の自動化に向けた凍結組織標本作成のための転写フィルムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 石丸 直澄  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部(歯学系), 教授
研究期間 (年度) 2013
概要現在、癌の診断においては、投薬の選択のための病理診断が必須となっている。そのための凍結組織切片標本は病理診断には不可欠である。凍結組織切片標本の作成は、検体をOCTコンパウンドに包埋し、凍結したブロックを薄切し、スライドガラスに載せて染色し、観察するものである。手術中に診断する必要があり、質の悪い標本や薄切が難しい標本などが多く、診断を困難にしていた。 本研究開発において、特殊な粘着剤とフィルムを組み合わせることにより、これまで接着が不可能であったOCTブロックに接着し、組織を薄切できることが確認できた。今後は、企業と共同で開発を行い、組織切片の質の向上や多様な組織にも対応できる粘着剤付きフィルムの製品化を目指したい。また、合わせて、自動化装置の開発にも取り組みたい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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