研究責任者 |
森 めぐみ 和歌山県工業技術センター, 化学産業部, 副主査研究員
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | バイオマスである「米ぬか」から得られた「フェルラ酸」を原料とした「フロフラン誘導体」から「ジケトピロロピロール(以下、DPP誘導体と略す)」の合成を行い、有機顔料としての高い性能を確保した分子設計を行った。さらに得られたDPP誘導体の有機顔料としての評価(溶解性、鮮明性、耐候性)を行った。得られたDPP誘導体の溶解性はトルエンに対する溶解性1wt%未満を示し、赤色顔料における色相図において、色相角(h)30、彩度(C*)40以上を示したことから鮮明性の高い赤色であることを示唆した。また促進暴露試験における暴露時間144時間での色差(ΔE*ab)についても2以内を示すDPP誘導体が得られた。
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