新規遺伝子Creg1およびその産物の肥満/糖尿病改善剤への応用開発
研究責任者 |
山下 均 中部大学, 生命健康科学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | Creg1発現培養細胞の培養液からCreg1蛋白質を精製し、浸透圧ポンプを用いて高脂肪食摂取肥満マウスに2週間投与した。Creg1投与による抗肥満効果は確認できなかったが、生食投与群に比べてCreg1投与群において皮下白色脂肪組織の褐色脂肪化と脂肪肝の改善が確認された。また、Creg1投与群において血中脂質レベルの低下傾向と肝中脂質の有意な減少が認められた。これらの結果は、Creg1によるメタボリックシンドロームの病態改善作用を示すものと考えられた。今後は、対外発表や他制度への応募を積極的に行うとともに、企業との連携を強化し巾広く利用できるメタボ予防・治療剤としての研究開発を行っていきたい。
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