リチウム内包フラーレンアニオンを応用した高効率有機太陽電池の探索
研究責任者 |
小久保 研 大阪大学, 工学研究科, 講師
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究では、最終段階の1つを除き、3つの目標について概ね達成することができた。リチウムイオン内包フラーレンラジカルアニオンの物性評価やドナー部位連結型新規リチウムイオン内包フラーレン誘導体2種類の合成に成功し、1種類については構造同定の分析もきちんと行うことができた。これらの成果は有機太陽電池デバイスの実用化に向けた知見の一つとして、当該分野に貢献するものと思われる。これにより、分子レベルでの分子内電荷移動錯体形成ならびにその光励起による安定な電荷分離状態が得られ、有機太陽電池デバイスの光変換効率の向上が期待される。
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