天然シラス粒子を資源活用した溶接スパッタ付着防止剤の高性能化実証
研究責任者 |
高橋 明宏 都城工業高等専門学校, その他部局等, 准教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 南九州産物の天然鉱物資源たるシラス微粒子と水とを混合させた溶接スパッタ付着防止剤の開発剤に対して、実用化ための実証を目的として実験を行った。計画よりも微細なシラス粒子(平均径2.5ミクロン)によるスプレー作業が達成できた。また、超音波探傷センサー等を用いた溶接部位非破壊評価による無害化が実証できた。さらにJIS試験に準拠した溶接材曲げ試験特性の材料保証データバンクが構築できた。防止剤塗布による拡散性水素量が地元溶接加工協会からの提示値を12.5%上回り、この要求未達事項が今後の課題となったが、以上の研究開発成果を総括して、シラス含有溶接スパッタ付着防止剤の包括的な実証を推進できた。
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