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ミトコンドリア機能を標的とする粘菌由来新規天然物の作用機序解析と創薬応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小椋 正人  福島県立医科大学, 医学部, 助教
研究期間 (年度) 2013
概要ミトコンドリア標品を用いたスクリーニングで選定した細胞性粘菌由来の新規脱共役関連物質の代謝改善薬への応用の可能性について検討した。ヒト由来培養細胞に対し、本物質が細胞毒性およびエネルギー産生傷害を惹起することはなかった。マウス個体への本物質の適用は、体重および腹部脂肪体積の減少を惹起した。一方で、腎臓・肝臓の組織像に著変を与えなかった。脱共役機序を解析したところ、本物質は非受容体型チロシンキナーゼc-Srcの活性化を通して脱共役作用を惹起すると示唆された。今後は、脱共役に関与するc-Src標的分子を同定し、代謝改善に関与するシグナル系の全貌を明らかとし、さらなる応用の可能性を追究する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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