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機能性色素フタロシアニンのフッ素コーティングによる長寿命化の実現

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 徳永 恵津子  名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 研究員
研究期間 (年度) 2013
概要我々は長期間安定に使用できる機能性色素として全16個の水素原子をトリフルオロメチル(CF3)基で置換したフタロシアニンの合成を目標として研究を行った。原料となるヨードフタロニトリルの合成にはオルトリチオ化反応を低濃度条件下にて行うことでヨウ素を3つまで導入することに成功した。その後CF3化反応を行い,フタロシアニンを合成することで12個のCF3基を持つフタロシアニンを合成した。また水素原子を持たずフッ素原子とCF3基のみを有するフタロシアニンの合成を行ったが,反応中フッ素原子が外れてしまうことわかった。今後も実験を継続し,反応条件の検討を行うことで目標であるCF3基のみを有するフタロシアニンを合成し,安定性や溶解性,凝集形態などの詳しい物性を解析していきたい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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