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水耕栽培有害菌の遊泳性胞子を捕捉する膜の作製と評価

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 長岡 勉  大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
研究期間 (年度) 2013
概要植物工場などの水耕栽培において、根腐病の原因となるピシウム菌やオルピディウム菌は遊泳性胞子で繁殖・拡散する。一旦繁殖すると操業は完全停止に至り、ライン全体の洗浄など生産に大きな影響が生じる。しかし、予防策としての農薬添加はその残存が生じやすい。また、紫外光やオゾン、銀担持布による殺菌は有用菌や有用な有機物質も無差別に減少させるので、これらも適切な処理法ではない。本研究では、端緒として、ピシウム菌の鋳型を持つ膜を作製し、この膜によりピシウム菌の補足・除去を試みた。ピシウム菌は負の表面電位をもつので、容易にポリピロールに取り込まれる。このポリピロール膜を化学処理することによりピシウム菌の鋳型膜を作製することが可能である。本開発ではこの膜の作製法と基本的な性質の検討を行った。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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