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有機触媒のみを用いたアルコールの金属フリー空気酸化反応の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 荒木 修喜  名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
研究期間 (年度) 2013
概要酸化反応は基本的で重要な有機反応の1つである。酸化剤として常圧常温の空気中酸素を終末酸化剤とする反応が理想的であるものの,一般には金属触媒を必要とし基質が限られ,また反応は遅い。申請者はテトラゾリウム系メソイオン化合物から誘導された有機触媒が,酸素のみを酸化剤として,ベンジルアルコールといった活性なアルコールばかりでなく,脂肪族第1級アルコールは触媒的にアルデヒドに, 脂肪族第2級アルコールはケトンに高収率で酸化できることを見出した。また、新たなテトラゾリウム系メソイオン触媒の開発も検討した。今後も、新たな触媒の開発を継続し,種々の基質への空気酸化反応の開発を更に進めて行く。また、実用化に向けて触媒の固定化法も検討したい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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