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ヒトiPS(induced pluripotent stem)細胞を特異的に傷害する新規単クローン抗体の再生医療への技術転移をめざして

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 豊田 英尚  立命館大学, 薬学部, 教授
研究期間 (年度) 2013
概要研究責任者らは、ヒトiPS/ES細胞による再生医療の早期実現を支援する目的で、ヒトiPS/ES細胞と特異的に結合する2種の単クローン抗体を開発した。その内の一つR-17FはヒトiPS細胞の膜糖脂質に結合し細胞傷害活性を示した。本課題では、R-17Fの技術移転の必要性・緊急性に鑑み、R-17Fによる細胞傷害活性の増強方法の開発、iPS細胞コロニー系での細胞傷害活性の解析、R-17F (IgG1) Fab領域(可変領域)の遺伝子配列の決定に取り組んだ。いずれの研究も期待通りの成果をあげ、目標を達成することができた。その結果、これらのマーカー抗体がヒトiPS/ES細胞マーカー試薬としてばかりでなく、革新的な再生医療医薬として利用される可能性を示すことができた。なお、本研究は豊田研究室と、川嵜研究室との共同研究として実施した。今後は、基礎研究レベルからトランスレーショナルレベルに実験系を移して実用化を目指す研究を展開したい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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