細胞生物学研究分野での日常的利用を初めて可能にする細胞パターニング装置の開発
研究責任者 |
出口 真次 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | MEMS微細加工を利用した従来法を用いずに、低コストかつ正確に細胞のマイクロパターニングを行うことができる装置を開発することが目標である。低真空条件下で選択的放電処理を行うことができる機械装置を試作してその性能を調べた。アクチュエータの駆動により細胞培養基板の任意箇所の表面改質が可能であることを確認した。ただし基板の固定方法などが不十分であり、個々の細胞の大きさのスケールでは位置精度が不十分であった。しかし従来法よりも低コストでマイクロパターン基板を大量生産できる可能性があることを実証できた。今後は特に基板の固定方法について再設計を行って位置精度を高め、細胞生物学の問題に適用することを計画している。
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