In vitro神経発生毒性評価のための幹細胞分化形態パラメーターの創出
研究責任者 |
森 英樹 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究では生体外にて神経幹細胞を用いて神経発生毒性を定量的に評価する方法を検討した。その結果、細胞や細胞凝集塊の顕微鏡画像をもとに形態的特徴を形態パラメーターとして数値化することが神経発生毒性の評価に有用であることがわっかた。さらに、作製した細胞形態の特徴抽出プログラムによって、塩化カドミウムを被験物質として曝露した時の細胞数1000個程度のマウス脳由来神経幹細胞やその分化細胞顕微画像から、塩化カドミウムの毒性と相関する三種類の形態パラメーターを得るという新知見を得た。形態的パラメーターの精度は撮影画像に影響されるため、今後観察撮影装置の改良も視野に入れた更なる研究開発を考えたい。
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